歯の名称と構造

ここでは、歯の名称と構造についてご説明いたします。
歯の名称や構造を知ることで、治療中に先生や歯科衛生士さんが、自分のどの歯について話しているのか、説明しているのか、よくわかると思います。

歯の名称

歯には解剖学的に正式に番号がついていて、中央から順に1番、2番、‥8番と呼びます。 また乳歯は、A~Eと呼ばれます。

歯の名称
前歯 1 中切歯
2 側切歯
3 犬歯(糸きり歯)
臼歯 4 第一小臼歯
5 第二小臼歯
6 第一大臼歯(六歳臼歯)
7 第二大臼歯(十二歳臼歯)
8 第三大臼歯(親知らず)

歯の構造

歯は、歯冠(歯肉から上に出ている部分)と歯根(歯肉の中で骨に埋まっている部分)からなりたっています。

歯の構造
エナメル質 歯冠部の表面の最も硬い部分です。
象牙質 エナメル質、セメント質の内側にあり、歯冠から歯根まで歯の大部分を占めていて、エナメル質よりもやわらかい組織です。
歯髄(神経) 象牙質の内側で歯の中心部にある組織で、この中には、血管・リンパ管・神経線維などがあり、歯に栄養を与えています。
歯根膜 歯根と歯槽骨(歯を支える骨)の間にあるうすい膜のことで歯根と骨をつなぐ役目をしています。
セメント質 歯根の部分の外側にある組織で、歯と顎の骨を結合しています。
歯肉(歯ぐき) 歯冠の下のピンク色をした粘膜を歯肉といい、歯を支えている骨(歯槽骨)をおおって保護をしています。
歯槽骨 歯を支えている顎の骨です。